WordPressの管理画面、重くないですか?
W3 Total CacheからYASAKANI Cacheにキャッシュ系プラグインを変更する過程で気づいたのですが、W3 Total Cacheを無効にすると管理画面が驚くほど軽くなります。
これまで高速化のために使い続けてきたW3 Total Cacheですが、思わぬ落とし穴があったようです。
W3 Total Cache導入で管理画面が重くなる
下記は、ログイン状態でブログ(ホームページ)を開いた時のQuery Monitorの様子です。
プラグインなし、W3 Total Cache、YASAKANI Cache共に0.7秒前後であまり差がないのがわかります。ログイン状態でアクセスするとプラグインを使っていても基本的にキャッシュが効かないので、差がないのは妥当と言えます。
続いて、管理画面のダッシュボードを開いた時の様子です。
ブログでは差がありませんでしたが、管理画面ではW3 Total Cacheだけ3秒近くかかるのが確認できます。4秒を上回る時もあり、実際に使っていても明らかな差を感じます。プラグインなし、YASAKANI Cacheが0.3秒台なので、その差は歴然です。
訪問者(非ログイン)が閲覧するキャッシュが効く状態では0.1秒程度で応答するのでどちらを使っても問題ないと思いますが、高速化のために使っているキャッシュ系プラグインで管理画面が重くなるというのは何だか皮肉な話です。
重くなる原因は、W3 Total Cacheの「Object Cache」にあります。重さが気になる場合には、機能を無効にすれば管理画面の重さは解消されると思います。
まとめ
W3 Total Cacheを辞めたのは、W3 Total Cacheが慢性的にリソースを消費しているというが判明したのもありますが、管理画面の重さの原因だったというのが一番の理由です。Object Cache無効で改善しますが、今のところYASAKANI Cacheの調子がいいのでYASAKANI Cacheを使い続けています。
昔は管理画面(というかWordPress自体)が重かったという印象がありますが、最近ではサーバスペックが向上しPHP本体の改良、特にFastCGIの導入などでかなり改善されています。
使っているレンタルサーバによっては改善されないかもしれませんが、Query Monitorを導入してW3 Total Cacheを無効にすれば状況が確認できるので試してみてください。
それにしても、これまでW3 Total Cacheのせいで気付きませんでしたが、プラグインなしでも1秒未満で応答できるなんてコアサーバー(CORE-A)って意外と良かったんですね。新しい発見でした。
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